inaの音源リスト(協奏曲篇)

今回は協奏曲篇です。

ショパンでもラフマニノフでもなく、なぜかブラームスが一曲だけ。

この人、メンデルスゾーン以外何弾いてたんだろう……

この世代なら音源がいっぱいあるかなと思ったら、これ一曲のみ。

ほかに左手のための協奏曲やバルトークの三番などもありますが、それはもうお馴染みですよね(^^;

メシアン作品しか聴いたことがなかったので新鮮でした。硬質なタッチが美しいです。

ワイエンベルグにはEMIの正規録音もありますが、それほど感心しませなんだ。その点こちらのライヴ録音は、何といってもデルヴォーの指揮がステキです。

ヴィエネルはクレマン・ドゥーセとのおしゃれなデュオで知られたピアニスト。こういうのこそ、お試し感覚でちょっと聴いてみたかったなあ……

もっぱら偉大な父フルニエの共演者として記憶されているフォンダですが、アカンパニストで終わるにはちと惜しい腕だと前々から思っていました。こうしてソロの演奏を聴くことができてうれしいです――ところで、この二曲はマルティノンとの共演ですが、後年フォンダは父のDVD(EMI)の解説で、マルティノンがつけたシューマンのチェロ協奏曲の伴奏に対する不満をほのめかしていたりします。この正直者め(笑)

伴奏はフレスティエ。一楽章がすばらしいです。三楽章はガス欠かな……(^^;

これこそダウンロードしてでも聴きたい……

ベルクを聴きましたが、ギトリスはギトリス、でした。

すごいのがある、と大喜びしたのですが、……これほどの名手にして、ドデカフォニーは消化しきれなかったフシがあります。

今回色々ベルクの協奏曲を聴きましたが、ドゥーカンがベストでした。すばらしいヴァイオリニストです――ただ、この人の室内楽はコシェ夫人のピアノがどうにも興醒めで聴く気がしないのよね(^^;

なぜか指揮者はオッテルロー。