2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ポール・パレーのルーセル

ポール・パレーのルーセルを聴きました。先日タワー・レコードから復刻された≪ポール・パレーの芸術≫第四集に収録された、へ調の組曲と『くもの饗宴』組曲の二曲です。断然すばらしいのは、後者の『くもの饗宴』でした。響きのパレットがとにかく多彩で、オ…

モーラ・リンパニーのシューマン

モーラ・リンパニーのシューマンのピアノ協奏曲を聴きました。一九四六年、ビーチャム指揮ロイヤル・フィルとのライヴ録音です。ロイヤル・フィルはこの年の九月に設立されたばかりでその最初期の録音にあたるのだとか。この年代にしてはしっかりした音質で…

ダヴィドヴィチのショパン

ダヴィドヴィチのショパンを聴きました。ブリリアントからリプリントされたバラード、即興曲、プレリュード集等の西側録音です(cf.→HMV)。ダヴィドヴィチ自体、夫君シトコヴェツキーとのデュオ(※)くらいでしか聴いたことがないので予断はないつもりでし…

うらみぶし

DOREMIは「よくぞこんなものを出してくれた」といういい仕事(たとえばオドゥノポゾフのコンサートホール音源の復刻やアニー・フィッシャーの映像など)が多い反面、「第一集」を出したあとその続きがなかなか出ないという飽きっぽいところが困ったちゃんな…

また芸術劇場

先週の金曜日はラン・ランの来日公演をテレビで見ました。あいにく帰宅が遅くなって、ドビュッシーの前奏曲からになったのは残念。バリバリ弾けるピアニストだというのはおぼろげながら聞き伝わっていたところですが、想像以上に腕の立つひとだなあと思いま…

ガッカリもしません

NHK教育の芸術劇場でグスターボ・ドゥダメルの映像をみました。手兵(なんだろうなあ)のシモン・ボリバル・ユース・オーケストラとの来日公演と、ベルリン・フィルを指揮したワルトビューネ・コンサートの二本立てです。全部を見たわけではないし、テレ…